という本を先日読了。
題名共に内容もかなり衝撃的だったのでちょっくら紹介。
今、方々で話題になっているらしいので
ご存知の方も結構いるかとは思いますが、
まあまず、作品の内容はというと……
『ニンジャ抗争で妻子を殺されたサラリマン、フジキド・ケンジ。
彼自身も死の淵にあったそのとき、謎のニンジャソウルが憑依。
一命をとりとめたフジキドは「ニンジャスレイヤー」
――ニンジャを殺す者となり、復讐の戦いに身を投じる。
近未来都市ネオサイタマを舞台に、ニンジャスレイヤーvsニンジャの死闘が始まった。』
(Amazon 商品の説明欄より抜粋)
まあ、海外の方が好きそうな感じですね。
しかしながら、問題はそこにあらず!
この小説には、間違った日本感を説明するためのスラング、
たとえば「スシー!」だとか「ゲイシャー!」
そういった言葉なりが多用されています。
そしてあろうことか、それらがとってもとっても大真面目に取り上げられているのです。
やっぱり例をあげるとすれば、
友達と出会った時の挨拶が「ユウジョウ!(友情)」だったり、
死に際の捨て台詞が「サヨナラ」だったり。……
(あと、「カチグミ!」とかなんとかってのもあったなぁ……)
あまりにも独特というか独創的というか、
かなり強烈な世界観が繰り広げられています。
とはいうものの、一度入り込んでしまえばもう虜です。
笑いあり~の、涙あり~の、そこらへんはごくごく当たり前で、
それ以上にストーリーを盛り上げるための色々な要素が
ギッシリ詰まった、「良く出来た」小説です。
ちなみにですが、この本のエピソードは、
ツイッターのニンジャスレイヤー公式アカウントなどに
ほぼ全てがアップロードされているようです。
……が、「翻訳されたものを読むとなんだかイマイチ」
というのが個人的な意見です。
また、二次創作活動については
現在全権利を取得している翻訳チームによって公式に許可されているそうです。
もちろん常識的な範囲でのことなので、
少なくともpixivやらイベントでの頒布なんかあたりまででしょうね。
商業作品の場合は事前許可必須だそうです。
とにもかくにも、ぜひぜひご一読をオススメします!
ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上