昨年亡くなった北海道を代表するラジオパーソナリティー・日高晤郎。
晤郎さんの名を冠するラジオ番組『日高晤郎ショー』は35年の長きにわたって続き、亡きあとはSTVアナウンサー・吉川典雄さんをパーソナリティに『日高晤郎ショーフォーエバー』が放送されていたが、その番組も今日で最終回を迎えた。
私は晤郎さんを『北海道ののど仏さま』と呼んでいた。小さな頃から大好きで、毎週土曜日の放送を聞くのが楽しみで仕方なかった。
35年間、毎週東京から北海道へ来て9時間の生放送。休んだのは昭和天皇が崩御された日の1回だけというのは、驚異でしかない。
晤郎さんの名を冠する番組がなくなってしまうのはとても淋しいけれど、いつまでもその残影にすがっているのは晤郎さん自身も望んでいないと思う。
本日放送された最後の『日高晤郎ショーフォーエバー』の中で紹介されたリスナーさんからの手紙の言葉「出会いは別れのはじまり。別れは出発のはじまり」そのものだと思う。
本当に口が悪い人だった。すさまじく厳しい人だとも聞いた。しかし、情に篤く、人の意見に流されず、真をもって自分の言葉で『語る』人だった。
アンチも多ければファンも多い。本当の意味で道民から愛されたラジオパーソナリティ。
北海道の誇りです。
(約4分40秒)
(約9分40秒)
(約11分20秒)
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言葉のビタミン―日高晤郎名言集